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特定保健用食品と特別用途食品の違いってわかります?

   

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スーパーやドラッグストアに行くと、「トクホ」食品を多くみかけるようになりました。
また、近頃は「特別用途食品」と言うものが出てきて多くの方が利用されてきています。
両者のうち、特に、トクホ食品については、CMも多く、種類も豊富になってきましたね。
しかし、意外と、基本的な内容については知らない事が多い事に気づきました。
そこで、この「トクホ」、つまり「特定保健用食品」と、近頃活用されてきた「特別用途食品」
とはどういうものかについてまとめてみました。




1.特定保健用食品とはどんなもの?


実は、この「特定保健用食品」は、平成3年にスタートした、世界各国からも注目されている画期的な制度なんです。

トクホ(特定保健用食品)には、
「特定保健用食品」
「特定保健用食品(疾病リスク低減表示)」
「特定保健用食品(規格基準型)」
「条件付き特定保健用食品」の
4つがあります。

まず、「特定保健用食品」ですが、これは、
からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品です。
例えば、血圧や、血中のコレステロールなどを、正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするのに役立つなど、体調の維持をするのに助ける成分が含まれています。
この食品を販売するためには、製品ごとに食品の安全性や、有効性について、審査を受けなければなりません。
そして、必ず表示をします。その表示にも、国の許可がいるなど、手続きが多いです。
許可が下りると、許可マークを付ける事が出来ます。


現在、特定保健用食品」表示が許可されている食品は、なんと、1251品もあるんです。
(平成28年4月28日現在)

特定保健用食品で、効果を助ける事が出来るものとしての特徴と、代表的な成分をあげてみたいと思います。

それは、
・おなかの調子を整える食品(ガラクトオリゴ糖、ビフィズス菌、乳酸菌等)
・血圧が高めの方に適する食品(サーディンペプチド等)
・コレステロールが高めの方に適している食品(キトサン、大豆蛋白質等)
・血糖値が気になる方に適する食品(L―アラビノース、豆鼓エキス等)
・ミネラルの吸収を助ける食品(フラクトオリゴ糖等)
・食後の血中の中性脂肪を押さえる食品(グロビン蛋白分解物等)
・虫歯の原因になりにくい食品(マルチトール、パラチノース等)
・歯の健康維持に役立つ食品(キシリトール、還元パラチノース等)
・体脂肪がつきにくい食品(ジアシルグリセロール等)
・骨の健康が気になる方に適する食品(大豆イソフラボン、乳塩基性蛋白質等)
等です。

次に「条件付特定保健用食品」というものがあります。

この、条件付特定保健用食品とは、その食品の有効性が科学的根拠のレベルには届かないものの一定の有効性が確認された食品を言います。
これは、限定的な科学的根拠に基づくもので、従来の審査基準が厳しいため、基準を満たさない曖昧な表示の食品が出てきて問題となり、そのために作られた基準です。
マークの表示には、「条件付き」の文字が入っています。
「○○を含んでおり、根拠は必ずしも確立されていませんが、△△に適している可能性がある食品です。」と説明が表記されています。

「条件付き」は、企業にとっては、取得のメリットはあまりないようです。そのため、許可数が少ないのが現状です。

現在、条件付き特定保健用食品に利用されている成分には、 「大麦若葉由来食物繊維」 があります。

その他、「特定保健用食品(疾病リスク低減表示)」は、
その食品に含まれる成分が、医学的・栄養学的に確立されている場合に「疾病リスク低減効果がある」と認める食品を言います。
また、「特定保健用食品(規格基準型)」は、過去の科学的根拠が蓄積された食品について、公的機関の審査を省略して、事務局においての新たな規格基準に適合して許可をうけた食品を言います。こちらは参考まで。


特保は、薬ではないので、疾病名の表示や病態の改善に関する表示はできません。
しかし、2005年にできました特保の制度では、成分の疾病リスク提言効果が医学的・栄養学的に確立されているか等の表示が認められるようになりました。


2. 特別用途食品とはどんなもの?


次に特別用途食品についてですが、
特別用途食品とは、乳児、幼児、妊産婦、病者などの発育、健康の保持・回復などに適するという特別の用途について表示するものです。

たとえば、
・病者用食品
低たんぱく質食品・・・腎疾患等たんぱく質の制限がある人用です。(例 低たんぱく米、低たんぱくミート等があります。)
アレルゲン除去食品・・・牛乳等の特定のアレルギーの人用です。(例 米、麺類から、冷凍食品等のおかずや菓子類等多くの食品があります。)
無乳糖食品・・・乳糖不耐症等の人用です。(乳糖を除去したミルクです。(例)粉状ミルクや液状のミルクがあります。)
総合栄養食品・・・食事として摂取すべき栄養素をバランスよく配合した食品です。
(例 ローヤルゼリー等)

・乳児用調整粉乳食品・・・一般的に育児用粉ミルクと言われるものです。
 
・妊産婦、授乳婦用粉乳食品・・・妊産婦や授乳婦の栄養補給に適した食品です。

・えん下困難者用など特別の用途に適する食品・・・飲み込むのが辛い方等、疾病に特価した食品です。

等があげられます。


これらも、国が許可して販売となる食品で、上記のマークがついています。
現在64件の食品が許可されています。(平成28年3月24日現在)

では、どんな食品が人気があるのでしょうか?
ここで、楽天市場での特別用途食品の人気ランキングからベスト5をあげますと、

1位 OS―1(オーエスワン)500ml
2位 浅田飴 シュガーカットゼロ顆粒500g
3位 OS―1(オーエスワン)ゼリー200g
4位 ハイネゼリー300g 
5位 ブイクレス CP10 125ml
6位 たんぱく調整米 真粒米

でした。


この「特定保健用食品」と「特別用途食品」は、近年の健康志向や疾病対策に比例するように、大人気となっていますね。
でも、どうしても「この食品を取ると、症状等が改善される」という錯覚が出てきます。
これらは、あくまでも、補助的なものであり、疾病等を治すものではありません。
やはり、自身の生活習慣を見直したり、体調を考えながら、効果的に利用することが大切なのではないのでしょうか。



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